今回のテーマは「B2Bブランディング」です。SNSを見ると「うちはB2Bだからブランディングは必要ない」という間違った認識の投稿が散見されますが、ブランディングの専門家として「B2Bだからこそブランディングが必須!」ということを声を大にして言いたいです。さらに言うと、私は新卒の頃から一貫してブランディングの仕事をしてきてますが、以前のB2Bブランディングの在り方と比べて、「WEB /SNSの発達により、B2Bブランディングの重要性がより大きくなった」「B2Bに特有のブランディングはこれまでと同様に必要だけど、以前よりもB2Cブランディングとの垣根が薄くなってきてB2Cブランディングの要素も追加する必要性が増してきた」という2つの大きな変化を感じています。
企業が抱えるブランディングの課題TOP5
なぜB2Bブランディングが必要なのか、そして、現在求められるB2BブランディングのTODOとは、を解説する前に企業が抱えるブランディングの課題に関するスライドを共有したいと思います。下記は、B2BとB2Cの両方の企業を対象にして弊社が実施したブランディング調査の結果です。企業が抱えるブランディングの課題TOP5の中で特に1位の「ブランド戦略が策定できていない」と3位の「ブランディングの効果測定ができていない」、そして4位の「ブランド戦略と各施策(PR、広告、販促、採用、社内コミュニケーション)との連携ができていない」という趣旨の回答をしたB2Bの企業の割合はB2Cの企業と比べて優位に高かったです。※自由回答

なぜB2Bブランディングが必要なのか
B2Bブランディングが必要な理由は、企業間の取引における企業内の意思決定プロセスの中で「信頼」の要素が鍵となることが大半だからです。私は長年ブランディングの仕事に携わってきましたが、信頼とは「企業のビジネスのあり方の歪みを調律して、見え方と実態を調和させる」と言い換えることができると思っています。例えば、大企業で認知度は高いけど実際のサービスの質が低いためLTV(ライフタイムバリュー)が低いのであれば、サービスand/orサービスを提供する従業員の改善、もっと言うとコーポレートブランディングそのものの在り方を改善する必要がありますし、スタートアップで認知度が低いけど商品/サービスの質は抜群という場合は、コーポレートブランディングと認知度向上施策、営業体制構築施策を講じる必要があります。何よりも、価格や機能で大差がない場合、結局は「企業文化」で選ばれることになるのでその企業文化という核を構築するためのコーポレートブランディングが求められるのです。
B2Bブランディングでやるべきこと
ではB2Bブランディングで何をすれば良いのか。それは調査分析をした上で企業が抱える個別具体的な課題を抽出し、その課題解決のための戦略立案、戦略を実現させるための各施策の立案と実行というように、3つのフェーズで立体的に作り上げていくものなので、一概には言えません。ただ、施策事例として多いのは、
・ネーミング開発(社名変更)
・ロゴ開発、CI開発
・MVV開発(変更)
・インターナルブランディング
・会社概要、サービス概要、営業ツールの刷新
・PR支援
・展示会出展支援
・営業体制構築(目標設定、プロセス定義、役割分担、ホワイトペーパーの作成、セミナーの実施、仕組み化など)
の組み合わせです。
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