スタートアップブランディング

弊社ではCEOである私自身がGAFAのうち3社のアカウントや大手日系IT系企業のアカウントを担当してきた経験を活かし、スタートアップブランディングのプロジェクトに力を入れています。弊社のスタートアップのクライアントもIT系が多く、各ステージや起業家/チームの個性に合わせてサービスもカスタマイズして提供するようにしてます。

スタートアップがブランディングを始めるタイミング

スタートアップに限らず企業がブランディングを始めるタイミングは早ければ早いほど良いです。起業する時に企業として必要なブランディング施策一式を揃えてスタートできればそれは理想的ではありますが、0から始めて会社を築き上げることは本当に難しく、実際は最低限のブランディング要素を固めて起業した上で各ステージ毎に必要となる最低限のブランディング施策をその都度追加しながら補強していくという進め方が多いです。

その場合注意すべきなのは、ブランディングの全体像を見据えながら適切なタイミングで適切なブランディング戦略の立案と実行を行うこと。その場しのぎでそれっぽく見えるブランディング施策をしてしまうと、後から大きな矛盾が出てきてせっかくのブランディング施策の効果が薄れてしまったり最悪の場合には自らブランドを毀損してしまうことにもなりかねません。

スタートアップによくあるブランディングの失敗事例

以下、スタートアップによく見受けられるブランディングの失敗事例をご紹介します。

・ミッションやビジョンに「売上10億」とか「100%」とか数的目標を入れる。:数的目標は従業員や投資家、株主に対して訴求するべきメッセージでミッションやビジョンではありません。ミッションは「企業の存在意義、果たすべき使命や役割」でありビジョンは「実現したい未来像やその達成に向けた指針」であり、さらにそれぞれを規定する際には独自性のある表現も必要になります。

・ミドルステージに入ったのにバリューが策定されていない。:バリューはミッション、ビジョンと並ぶ企業文化を構成するブランディングの根幹です。できるだけシードステージに、遅くともアーリーステージの段階でバリューを策定しておく必要があります。一般的にスタートアップの組織運営では「20番目の社員」が最初のハードルになります。20番目以降の社員を採用し組織化を促進するには、候補者の才能とバリューとのバランスを見る必要があるため、できるだけ早期にバリューを固めておくことが重要です。

・バリューに「信頼」「安心」など当たり前のことが規定されている。:一般的にバリューは3〜10程度の要素で定義されています。要素と表現したのは、バリューを定義する際に単語だけの場合もあれば、文章やキャッチコピー+ボディコピーの場合もあってその体裁は様々だからです。そもそもバリューは多すぎても良くないから3〜10程度の要素である必要があって、その限られた枠の中に「勝てる企業文化の13の条件(※弊社独自のフレームワーク)」の13項目を全部入れ込む必要があるのに、「信頼」や「安心」など企業として当たり前のことをそのまま入れて枠を浪費するのはバリュー策定の意味がありません。

弊社のスタートアップブランディング

スタートアップにおけるブランディングの失敗事例は他にも、投資家・金融機関向けの資金調達用の事業計画書が要件を満たしていない、PRが業界ルールに則ってない、起業家へメンタルヘルスケアやコーチングがなされていない、など様々あります。弊社ではこれらを踏まえて下記の通り、スタートアップ向けのブランディングメニューを準備しておりますので、是非お問い合わせフォームよりご連絡頂ければと思います。

スタートアップ向けブランディングメニュー:会社のネーミング開発、名刺や封筒など各種アプリケーション開発、MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)策定、投資家・金融機関向けの資金調達用の事業計画書作成、採用ブランディング、PRの戦略立案と実行、起業家のウェルビーイングとコーチングプログラム