多くの企業がブランド戦略の必要性を理解していません。そもそもブランド戦略の位置付けを誤解している企業が多いように思います。ブランド戦略とは、下記の図が示すように、企業戦略と事業戦略、インターナルブランディング(従業員のエンゲージメント向上施策)とブランドアイデンティティ(企業が『こう見られたい』と望む姿を定めたもの)の全ての「中核」に位置づけられる、経営の最重要パートです。ブランド戦略は企業活動において、「あっても無くても良いけど、あったら尚良い」という「方程式の一部」ではなく、企業活動において必須の「方程式全体」なのです。言い換えると、ブランド戦略は「四方の戦略を束ねる結節点」とも言えます。

ブランディングにおける課題TOP5
下記スライドは、企業が抱えるブランディングの課題のTOP5をまとめたものです(自社調べ)。多くの現場を見てきて痛感するのは、「ブランド戦略が未策定であること」こそが、ブランディングにおける最大の課題であるという事実です。戦略という軸がないままでは、どんな施策も一過性で終わり、ブランド価値を真に高めることはできません。

ブランド戦略の重要性
ブランド戦略が策定されていると、「企業戦略・事業戦略・インターナルブランディング・ブランドアイデンティティがブランド戦略から派生している」という正しい企業活動を行うための基礎ができている状態になります。ブランド戦略に基づいて、企業が自らのアイデンティティを獲得していき、ブランドの魂が込められた商品やサービスが展開され、醸成された企業文化に沿った企業活動が行われていくと、それらによって生活者とブランドの「情緒的絆」が生まれます。
単なる機能的訴求のブランドではなく、情緒的価値やブランドのストーリーに基づいて生まれたブランドは①競合に容易にコピー(真似)されず、②営業が「売る」のではなく生活者に「選ばれる」ブランドとなり、③トレンドという一過性のものに左右されない「持続する」ブランドになります。
逆に、ブランド戦略が策定されていない場合、①企業が発信している情報が、企業の実態と一致せずに生活者からの信頼を損ねる、②生活者が商品/サービスに情緒的な価値を見出せず、機能のみで選ぶため企業は競合他社との価格競争に陥る、③社内の各部門が同じ方向を向いておらず、企業活動が非効率になる(投資ではなく浪費になる)、などの弊害が生まれるなど、「ブランド主導のビジネス」ではなく「価格でしか勝負できないコモディティビジネス」していくことになります。
つまり、ブランド戦略が策定されているか否かは、「ブランド主導のビジネス」ができるか、あるいは「価格競争のコモディティビジネス」に甘んじるかという、企業の生存戦略そのものの分かれ道なのです。
アートとサイエンスの力で「ブランド戦略立案」
弊社は正統派ブランディングエージェンシーとしてアートとサイエンスの力を駆使してブランディングの支援を行ってます。弊社が手掛けるブランディングプロジェクトは、下記のスライドが示すとおり、①調査分析、②戦略立案、③実行という3つのフェーズで構成されてますが、緻密な分析で裏付けされたブランド戦略を立案し、その戦略に基づいて各施策を実行/デザインする(ブランド戦略を「要(かなめ)」とする)というのを原理原則としてます。

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